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ドイツの冬至は冬の始まり? [ヨーロッパ2016]


最近日に日に、日が短くなっているのを感じる

朝は、午前8時近くになってやっと空が明るくなってくる
夕方は、午後3時を回るともう夕方の日差しになって影が長く伸びてくる

でもカレンダーを見たら、来週は冬至だものね
一年で一番日の短い時期だもの、昼間と呼べる時間があっという間と感じるのも当たり前かも


因みにドイツの首都ベルリンの冬至の日の出日の入り時刻は、
日の出 : 午前 8時15分
日の入り: 午後15時54分
なのだそう

1日24時間の内、陽が出ている時間はたったの7時間40分
実際に体感する「昼間だと感じる時間」は、もっとぐっと短い気がする


その点この街は、年間を通して晴れの日も多く日照時間が長くて、国内でも恵まれている地域
今の時期だと、日の出から日没まで8時間20分くらいある

夜が明けたと思ったら、すぐ夕方になっちゃうって感じるけどね



ドイツの冬の夕焼け空①
(午後4時過ぎの西の空)



ところで、冬至はドイツ語では Winteranfang(ヴィンターアンファング)、つまり「冬の始まり」と言う

もう十分暗くて寒くて冬のどど真ん中なのに、この日から「冬が始まる」って、、、ああ、なるほどなあ、と思ってしまう

冬至を過ぎれば、再び日が長くなってくるけれど、その日に「ここからが冬なんだよ」と言うことで、冬の時期を少しでも短く感じさせようという、言わば人々の生活の知恵のようなものなのでは、って気がする

冬と呼ぶ季節の寒さの期間や程度の差はあるにせよ、春を待ち遠しく思うのは、きっと世界共通なのだろう



ドイツの冬の夕焼け空②
(上の写真の10分後)



それで、天気が良い日でも午後出かけると、すぐ陽が落ちて帰り道は夕闇が迫ってきてしまう
急いで帰ってきて、うちに着くとすぐにろうそくに火をつける

ろうそくの赤い小さな炎を見ると、何だかとてもホッとする


これは、クリスマスの時期にしか火を灯さない、もう20年くらい大切にしている Kerze(ケルツェ = キャンドル)

芯の部分だけ溶けてへこんで、部分的にしか炎が見えないんだけどね
それが、またいいんだ



冬の街の風景のキャンドル
(冬の街の風景が描かれたキャンドル 絵は手描きされている)



この絵のように、以前はこの時期には必ず雪が降って積もっていた
ホワイトクリスマスではないクリスマスなんて滅多になかった

それが最近では逆に、クリスマスに雪が降るなんて滅多になくなっている
たまに降ってもたいして積もらない

それもまた地球温暖化のせいのよう


寒さが年々厳しくなくなって来ているのは、その地に生活する者にとっては助かるけれど、喜んでばかりいられないのは、みんな理解している

この国では人々は環境問題に関心が高いんだ


さて今年の Weihnachten(ヴァイナハテン = クリスマス) は、雪、降るかな



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