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ドイツの植物園 [ヨーロッパ2019]


言い訳も何もあったものじゃない
またしても長い更新停止期間
季節は、とっくに春から夏へ

でも今回は1か月のご無沙汰で収まったので、まあギリギリ良しとしようか
って、相変わらずのんびり気ままなsaiaのブログ


という訳で(?)「令和」最初の記事は、今年2度目のヨーロッパから

今回もまた羽田空港発の直行便だった
だいぶ羽田空港にも慣れ、空港全体のレイアウトが把握できるようになってきた

乗り継ぎがないって、もーーすっご~い、楽!
機内では映画を4本も見たよ
それについては、また後日


日本は先月からずっと真夏のような暑さが続いているらしいけど、ここは少し寒いくらい
特に朝晩は暖房を点ける日もある

日はずいぶん長くなって、夜の9時になっても薄明るい

先々週はワンオクのライブ「EYE OF THE STORM EUROPEAN TOUR 2019」だったんだけど、この街でやるのは今までいつも真冬で、初夏は初めてだったからとても新鮮だった

並ぶのも寒くて辛くなかったし、外が明るかったから開場を待つのもちょっと楽しかった
それについても、また後日


今日は、先日行った植物園のことを


ミュンヘン植物園 庭園の入り口
(植物園の庭園の入り口)



「Botanischer Garten München(ボタニッシャー・ガルテン=植物園)」は、この街の有名な観光名所のひとつである「ニンフェンブルク城」のすぐ隣にある

実は植物園はこれが2度目だけれど、前回は小さかった娘も一緒で、真冬で外を歩くには寒過ぎたので温室内の見学のみだった

だから気候の良いシーズンに庭園を歩くのがとても楽しみだった

とにかくとぉーーっても広くて、庭園と室内合わせたらとても1日では回り切れない程
こんなに広い植物園って、日本には無いような気がするな


園内を歩き出してすぐ目に入ったのが、この植物
日本でいうところの、ボタン(またはシャクヤク)
まだつぼみだけどね

ドイツではこの花の名前は「Pfingstrose = フィングストローゼ」と言い、和訳では「ボタン」となっているけれど、どう見てもこの葉っぱの感じって「シャクヤク」じゃない?


ミュンヘン植物園 Pfingstrose(牡丹/芍薬)
(Pfingstrose = フィングストローゼ = 牡丹/芍薬 のつぼみ)



欧米では、牡丹(ボタン)と芍薬(シャクヤク)を区別しないことが多いって聞くけれど、日本ではちゃんと区別するよね?
何でだろう、不思議だ、、、

ところで、フィングストローゼの「フィングスト」は聖霊降臨祭のこと
つまり「聖霊降臨祭のバラ」

今年は6月9日が「聖霊降臨祭」で、9日(日)と10日(月)が祝日なんだけれど、この時期に咲くのでこの名前がついたらしい

道理でまだつぼみが開いてないよー
あとちょっとで一斉に咲き出すんだろうな

そうそう日本の我が家の庭で、出発の直前咲きだしていた白いシャクヤクを思い出したよ
日本とドイツの気候の違いが、開花時期の違いになるんだね

そう言えば、気がついたのが、街のスーパーの店頭などでこの「フィングストローゼ」の切り花が最近とても多く出回っていること

好まれる花の種類に流行があるのは、どこの国も一緒なのかな


それから少し歩いたところに広がっていたこの花々も、小さいけれど緑の葉と初夏の日差しに紫色がとても映えて美しかった!

残念なことに名前が分からなかったよ~
今度行ったら是非とも調べてこよう


ミュンヘン植物園 紫色の小花群集
(紫の小花の群集)



こんな感じで集まって咲き乱れている様々な花があちこちにあって、とてもきれい
自然に任せて咲かせている、言うなれば「野原」のイメージかな


しばらく行くと、なんじゃこれー!ってビックリする植物があった
ネームプレートを見ると「Gunnera tinctoria = グンネラ・ティンクトリア」と書いてある

巨大な葉っぱ!
巨大な花!
南米を中心に分布しているグンネラ科の、40~50種類ある内のひとつだそう
初めて見た!


ミュンヘン植物園 グンネラ・ティンクトリア)
(Gunnera tinctoria = グンネラ・ティンクトリア)



グンネラの葉っぱは、大きいものだと2m近くにもなるんですって!

日本では2004年に浜名湖で開かれた花博で、この科の一種である「オニブキ」が初めて「地上で最も巨大な葉を持つ植物」として紹介されたのだそう

このグンネラ・ティンクトリアはチリが原産
暑い国から来たのに、寒いドイツの冬によく耐えられたなあって感動しちゃった


ここの植物園の庭園は、ガイドマップによるといくつかのゾーンに分かれていて、それぞれにテーマがある
針葉樹林の森へと続く小径の入り口付近は、よくある民家の花壇のような雰囲気だった


ミュンヘン植物園 花壇の花々
(植物園の花壇の花々)



植えてある植物の株同士の間隔にとても余裕がある

こちらではやっと暖かい春になったって頃だから、これからそれぞれの株がどんどん成長して行くのを見越してのことなんだろうね

日本の公園などでは、植える時からぎゅうぎゅうに隙間なく植えて「寄せ植え風」にしてあるのをよく見かける
確かに植え込んだすぐ後でも様になって、とても美しくお洒落

けれど、本来ならばその後の成長を考えて株間を余裕をもって植えてあげる方が、植物にとっては正解なのかも

植物園ならではの花壇づくりなのかな
それともドイツ流の花壇づくりの考え方なのかな

そうだとしたら、私は間違いなく「ドイツ流花壇づくり」派!
ゆったり植えてのびのび育てて、できるだけ長い期間たくさん花を咲かせる、っていうやり方が好き

その植物が持つエネルギーを最大限に引き出してあげたい、と思う花壇づくり


とにかくあまりにも広大な植物園、もちろん見どころはまだまだこれから

という訳で、続きはまた次回!



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