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晩秋の午後の散歩 [ヨーロッパ2016]


ドイツもだいぶ秋が深まってきた

街路樹の Lindenbaum(リンデンバウム)の葉っぱがだいぶ色づいて、落葉で道が黄色く染まる

でも、ここのところ暖かいなあ

昨日は、いつも通る道沿いの Apotheke(アポテーケ=薬局)のウィンドウに出ている大きな寒暖計が 18℃を指していた!
びっくりした

10月初旬の方が、ずーっと寒かったよ
日本では 25℃だ、27℃だってなっていた頃、毎日10℃前後しかなかったもんね


そんなある日の午後、天気がとても良いのに誘われて、散歩に出た

見上げると、空がとても青くて日差しが暖かくて、気持ちがいい


部屋の窓から見える教会
(部屋の窓から見える教会 オクトーバーフェストの観覧車からも先っぽが見えた)



ドイツの人は散歩が大好き

あちこちに遊歩道がある

日本のように起伏のある地形ではなく、平地が多いのも気軽に歩きやすい理由な気がする

それに、冬は日照時間が短くてどんよりとした暗い天気が長く続き、気分が沈む人が多いらしいのだけど、散歩はそういったストレス解消に役立つのだろう


いつもの散歩コース
(緑いっぱいのいつもの散歩コース 犬を連れている人がとても多い)



確かに、緑の中を歩けば手軽な森林浴になって、気分がリフレッシュする

陽の光に当たることは、心を安定に保つ作用をするセロトニンの分泌を促すことになる
ドイツでは、うつ病の治療として「日焼けサロン」の利用が医療費でできるという

たかが散歩
されど散歩

日照時間の短い国に暮らす人々が、自然と身につけてきた生活の知恵のようなものかもしれない


散歩道の小川
(いつもの散歩コースの途中にある小川 住宅街が近いのに水がとてもきれい)



この日は、娘が小さい頃よく遊んだ公園に行ってみた

なんにもないただの原っぱの一角に、木製のアスレチック遊具があるだけの公園

天気の良い日は、シートを広げ寝そべって日光浴をしている人たちがいる


久しぶりに行ったら、いつの間にかアスレチックの種類が増えていて、子どもとその保護者も結構多くいて賑わっていた

こういうアスレチックは、遊びながら子どもの体力が知らず知らずの内について、とてもいいね

ただ、子どもが小さくてひとりで出来ない内は、それにつき合う親にも体力が要求されるけれども!笑


散歩コースの途中の公園
(いつもの散歩コースの途中の原っぱ公園 木で作られたアスレチック遊具がある)


娘は怖がりだったから、アスレチックより砂遊びの方が好きだった

今思うと、だからあまり体力がつかなかったのかも?
Oh 残念!


そして、帰ろうとしてハッと気がついて驚いてしまったのが、これ

え? いつから? 以前はこんなの無かったよー


公園のお化けの木
(公園のお化けの木)


普通の葉っぱの生えている生の木に、顔が描かれている

遊び心満点!
誰が描いたんだろう

小さい子が吊り橋の上で、この「お化けの木」を見上げていた

もしかすると、ドイツの子どもはこういう顏が怖く感じないのかな
逆におもしろく感じるのかもね


そんなことを考えながら、原っぱ公園を離れ散歩を続けた



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オクトーバーフェスト2016 その2 [ヨーロッパ2016]


今年のオクトーバーフェストの様子
前回の続き

この日は幸運なことにとても良いお天気で、爽やかな秋晴れの青空が広がっていた

だから余計に、薄暗いテントの中より外でビールを飲む方が気持ちがいい

テントのすぐ外にある Biergarten(ビアガルテン=ビアガーデン)には、バイエルンの民族衣装を着てサングラスをした人が結構いた


オクトーバーフェスト2016 ⑤



私たちが腰を下ろしたのは SPATEN(シュパーテン)というビール会社のところのビアガルテン

オクトーバーフェストでは、どこのビール会社もこのお祭り専用のビール Oktoberfestbier(オクトーバーフェストビア)を出す

このオクトーバーフェストビア(会場名にちなみヴィーズンビアとも言われている)は特別で、アルコール度数が 5.8~6.4%と高い

そして、出てくるのは Maß(マス)と呼ばれる1リットルのジョッキで!

出掛ける前にすでにお昼ご飯を家で食べてきてしまった私たちが、ビールのおつまみに注文したのは、これ


オクトーバーフェストのカルトッフェル クヌーデル
(オクトーバーフェストのカルトッフェル クヌーデル+ローズマリー)


これは Kartoffel Knödel(カルトッフェル クヌーデル)と言って、まあ、ジャガイモを潰して作った大きなお団子、だね

ビーフ味ベースのソースを絡めて食べる
娘はこれが大好き

普通は付いていないのだけれど、ローズマリーが上に刺さっていた


そして、ひと休みした後はアトラクションへ!

オクトーバーフェスト会場の敷地内には、遊園地丸ごとみたいにジェットコースターや観覧車、お化け屋敷などのアトラクション施設がある

いくつか乗った中で、夫が言うには「ここで一番怖い乗り物は、間違いなくコレ」だとか
(私は怖がりなのでゼッタイ乗らない)


オクトーバーフェストで一番怖い乗り物
(オクトーバーフェストで一番怖い乗り物)



最後の思い出に乗ったのは、会場全体を見下ろせる「観覧車」

夕方になり、私たちが来た時よりどんどんお客さんが増えてきた

多い時は入場制限をして過剰な混雑を防ぐ


入場制限は、テロ対策でもあるのだそう

ここは以前、無差別爆発テロで、13人が死亡、200人が負傷(内68人が重傷)という惨事が起きたところだから
1980年9月26日のこと

それ以来、会場内外の警備が厳重になったと言う


観覧車から見下ろしたオクトーバーフェスト
(観覧車から見下ろしたオクトーバーフェスト会場)


それでなくても、この街では、今年の7月22日に Olympiazentrum(オリンピアツェントゥルム)のマクドナルドで9人が殺害、21人が重軽傷を負うという銃乱射事件が発生したばかり

そのせいもあって(近隣国のテロ事件への影響もあって)、実はオクトーバーフェストの入場者数は、今年はぐっと減るのではないかと言う予想がされていたのだそう


うーーーん、そうかぁ

度胸あるなあ、私たち!笑


オクトーバーフェストの観覧車から見た街並み
(オクトーバーフェストの観覧車から見た南方向の街並み 右端には薄っすらとアルプスの山々が)



でもね、みんなのどかに楽しんでいるよ
世界各国の国旗があちこちでたなびいてね

ここでは、隣り合わせた人たちが、世界中の人たちがね、肩を組んで歌って、ビールジョッキをぶつけ合う
「どこから来たの?」と気さくにたずね合う

陽気に純粋に、ただこのひと時を楽しむ

それは、まるでこの世界には、争いごとなど無いがごとくに



観覧車からは、うちの部屋の窓から見える教会の先っぽが見えた

いい思い出になった
今度このオクトーバーフェストに来れるのは、一体いつになるかな


そう思いながら、観覧車の中から見えたこの街の風景を、目に焼き付けた



=関連記事=
オクトーバーフェスト2016」2016.10.19



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オクトーバーフェスト2016 [ヨーロッパ2016]


日本を発ったのは9月末
まだ残暑が続いていて、上着を持たずに家を出た

今回は、いつもの通り成田空港から
2度目のコペンハーゲン経由

例によって機内では映画を観て過ごした


こちらに到着して、直ぐに翌日の午後行ったのは、ドイツ国内のみならず世界中でも有名なビール祭り「オクトーバーフェスト」


オクトーバーフェスト2016 ①



最近は日本でも各地で行われているけれど、この街の Oktoberfest(オクトーバーフェスト)は、1810年から200年以上続いている本家本元

東京ドーム9個分だという広大な敷地の会場、Theresienwiese(テレージエンヴィーゼ)に、地元やドイツ国内の各地からはもちろん、世界各国から観光客が訪れ、その数は毎年650万人だとのこと


オクトーバーフェスト2016 ②



開催期間は、本来は9月中旬の土曜日から10月の第1日曜日を最終日とする16日間

でも1990年の東西ドイツ統一後は、第1日曜日が1日か2日になる年は、祝日である「ドイツ統一の日」の3日まで続けることになった

今年は3日が月曜日なので、17日間の開催日数だった


オクトーバーフェスト2016 ③



久しぶりのオクトーバーフェスト
この時期にドイツに来ることがずーっとなくて、指を折って数えたら、なんと10数年ぶりだった!

あの時はまだ、娘は Kinderwagen(キンダーヴァーゲン=ベビーカー)に乗っていたんだよね

人生なんてホントにあっという間・・・
何だか、しみじみ感慨深かった


オクトーバーフェスト2016 ④



各ビール会社が建てた Bierzelt(ビアツェルト)という大きなテントは14棟、それ以外にも小さなテントがあちこちたくさん並び、入場者はお気に入りのビールが飲めるテントに入る

大きなテントの中ではバイエルンの民族衣装を着た楽団が、音楽を演奏している

人気のテントは混んでいて、座る席が見つけられないほど

私たちは、どこのビールのテントがいいとか特にこだわりはないので、テントの中は一応入ってみたけれど見学だけにして、外のビアガーデンでひと休みすることにした


オクトーバーフェスト2016 ⑤


では、prost(乾杯)!
Zum Wohl(乾杯)!


この続きは次回に!



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