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散歩道にある教会 [ヨーロッパ2016]


今日で11月も終わり
明日から12月
いよいよ今年最後の月になる

今回ここへ来て2か月が過ぎた
早くも終盤戦!
まだやりたいことやり残していること、たくさんあるのに
うわぁ、忙しくなってきたよー


ここのところ天気の良い日が続いていて気持ちがいい
ただ、気温はかなり下がっていて、毎日最高気温が2~3℃、朝はマイナス2~3℃

外に出ると頬に感じる外気の冷たさが、この街の冬の記憶を思い出させる


窓から見た冬の空と雲



それでも冬はどんより曇った日が多いから、貴重な晴れの日には寒くても必ず外出して陽の光を受けるようにしている


ところで、実は窓から見える教会はふたつあって、オクトーバーフェストの観覧車からも見えた背の高い古い教会と、もうひとつ

こちらは背があまり高くないので、木の陰になってすっきりとは全体が見えないけれど、補修されて色が鮮やかで、かわいい教会

いつのも散歩コースとは反対方向に行くとあるのが、この教会


うちの近くのもうひとつの教会
(近くにあるもうひとつの教会)



この街はもちろんキリスト教徒が多いところなので、教会はいたるところにある

いたるところと言えば、それこそドイツ国内いたるところに教会はあって、田舎の方は教会を中心に村があり家が建ち市場が開かれ、人々が集う

教会は時を刻み、人々に時を告げる

窓から見える背の高い古い方の教会も、毎時間鐘を鳴らす


散歩道の途中には、こんな風なタマネギ型の塔があるお城のような教会も
これは、ロシア正教の教会


散歩道にあるロシア正教の教会
(散歩道にあるロシア正教の教会)



ドイツでは、9日ある全国共通の祝日は、元旦(1月1日)、メーデー(5月1日)、ドイツ統一記念日(10月3日)の3日以外はすべてキリスト教に因む祝日だ

またそれ以外に16の州それぞれ独自に祝日がある
カトリック系の州はカトリックに因んだ祝日、プロテスタント系の州はプロテスタントに因んだ祝日

例えば、バイエルン州はカトリック系の州なので、年間合計13日ある祝日の内10日がキリスト教に因んだ祝日で、更にその内の4日が州独自のカトリックに因んだ祝日

同じ国なのに州によって祝日が違うなんて面白いなあ

ここには、日本人には多分理解しにくい、人々の生活に深く根付いた「宗教」の歴史があるのだろう


そんなことをふと考えながら、散歩の途中足を止めて教会の塔を見上げてみた



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アドヴェントが始まる [ヨーロッパ2016]


今日は、1.Advent(エルステ アドヴェント = 第1アドヴェント)の前の金曜日

ドイツ各地の多くの街で、今日から Weihnachtsmarkt(ヴァイナハツマルクト = クリスマス市)が始まった

この街でも今日の朝10時から大きなクリスマス市が始まり、夕方日没と同じ頃、市庁舎前広場の大きなクリスマスツリーに明かりを灯す点灯式が行われた

ここに住んでいた頃は、クリスマスツリーに明かりが灯る瞬間を、よく見に行っていたんだけどな

今年はせっかく久しぶりにこの時期にここにいたのに
うっかりしちゃった
あー残念


さて、前回の記事で、ドイツの大切な行事「アドヴェント」について書いた

その、4週間のアドヴェントに欠かせないもの、というのが、これ


アドヴェンツクランツ①
(Adventskranz = アドヴェンツクランツ)



大型園芸店で買って来たもみの木の枝のリースに飾りつけをして、平らな台の代わりに竹製の大皿にのせ、大き目のろうそくを4本立てた

これは、Adventskranz(アドヴェンツクランツ)といって、この時期多くのドイツの家庭では、出来上がったものを買ってきたり手作りしたりして、これを食卓に飾る


この「ろうそくを4本」というのがとても重要で、第1アドヴェントの日曜日の朝食の時に、1本目のろうそくに火を灯し、翌週の日曜日(第2アドヴェント)の朝には2本目、また次の日曜日(第3アドヴェント)の朝には3本目、というように火を灯していく

そして、第4アドヴェントを迎えた朝、4本のろうそくすべてに火が灯されると、クリスマスはすぐ目の前という訳

こうやって、だんだんクリスマスが近づいてくるのを、みんなワクワクしながら待つんだね


アドヴェンツクランツ②
(Adventskranz = アドヴェンツクランツ 上から見たところ)



飾りつけに使ったシナモンとスターアニスの香りがほんのり漂ってきて、クリスマスムードを盛り上げる

これだけで、何だか気分がうきうきしてくるから不思議だね


ろうそくに火を灯すまでの間、ちょっと遊びで、真ん中にポインセチアを飾ってみたりして♡


アドヴェンツクランツ③
(Adventskranz = アドヴェンツクランツ 真ん中にポインセチア)



これで、我が家もアドヴェントを迎える準備ができた

明後日の日曜日の朝、1本目のろうそくに火を点けるのが楽しみだな!



=今年(2016年)のアドヴェント=
1.Advent(第1アドヴェント): 11月27日(日)
2.Advent(第2アドヴェント): 12月 4日(日)
3.Advent(第3アドヴェント): 12月11日(日)
4.Advent(第4アドヴェント): 12月18日(日)

=今年(2016年)の Münchner Christkindlmarkt(ミュンヘン市庁舎前広場のクリスマス市)=
11月25日(金)から 12月24日(土)まで
開催時間
月曜日~土曜日 10時~21時
日曜日 10時~20時
12月24日(土)10時~14時



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ドイツのクリスマスローズとポインセチア [ヨーロッパ2016]


昨日の朝、今年初めてラジオからクリスマスソングが流れてくるのを聞いた

おおっ、ついに今年も始まったかー!って、ちょっと小さく感激した

もちろん街中のスーパーなどでは、もう2週間前くらいからクリスマス関連用品がちらほら出てきてはいたけれどね

こういったことは今までは、日本に比べて本場のドイツの方がずっと遅かった
次の年のカレンダーや手帳も、12月に入らないと出回り始めなかった
でも最近は、どうやら違って来ているようだ


今回行った、2回目の大型園芸店もそう
初めて行った2週間前の時と、店内がまったく様変わりしていた

どこもかしこも Weihnachten(ヴァイナハテン = クリスマス)仕様に変わっていて、入口前は広いクリスマスツリー市場になり、店内もクリスマス関連売り場があちこち大きく設けられていた


ドイツの大型園芸店(クリスマス関連売り場)
(クリスマス関連売り場 ドイツの大型園芸店 店内)



だって今週末はもう、1.Advent(エルステ アドヴェント = 第1アドヴェント)だもんね
わぉ、早っ!

このアドベントは、クリスマス直近の日曜日から数えて4週間前の日曜日から始まり、毎週日曜日が来る度に第2アドヴェント、第3アドヴェントと数える

そして、第4アドヴェントが来るといよいよ Weihnachten(ヴァイナハテン)!
家の中のクリスマスの飾りつけも4週間前からして、クリスマスムードを4週間楽しむんだ


で、お店のクリスマスムードに感化されて、私もつい買っちゃったよー

それがこの、クリスマスローズ


ドイツのクリスマスローズ
(Christrose= クリストローゼ = クリスマスローズ)



今回は、もう開き直り
日本に帰った後の面倒を見ることについての問題は、取りあえず置いといて
私もアドヴェントを楽しみたい!って、思って

それに、店内にところ狭しと置いてある大小さまざまなクリスマスローズを見ていたら、日本の家の庭に置いてきたクリスマスローズがとても懐かしくなって

だから、それとまったく同じ白い一重の花のものにした
と言うよりも、売り場にあるほとんどがその種類だったんだけどね

小さな株だけど、葉っぱが元気そうで根元につぼみが沢山見えていて勢いがあって、これから長い期間楽しめそうなのを選んだ


店内では、この白いクリスマスローズと赤いポインセチアを、3~5鉢ずつカートに入れている人を何組も見かけたよ
赤と白でとてもきれい!

だから私も、ポインセチアを買ってきた


ドイツのポインセチア
(Weihnachtsstern = ヴァイナハツシュテルン = ポインセチア)



わあ、この赤!
部屋の中が一気に華やかになったー


これらに加えて、実は「もみの木の枝のリース」も一緒に買ったんだ
で、その緑色のリースを使って、あるものを作ったんだ

ドイツの4週間のアドヴェントに欠かせないもの

クリスマスが待ち遠しくなる、その「あるもの」とは?
それは、次回に!



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