帰国の準備と桔梗 [ヨーロッパ2017]
◇
いよいよ帰国する日が近づいてきた
最後になって、いろいろ忙しい
いつもそうなのだけど、やっぱ今回も慌ただしい
植物たちへも最後の世話をしてやらないと
今回の滞在中に増えた花は6鉢
え? 6鉢も?
それって多過ぎでしょ〜
って、自分で驚いている
次にここへ戻ってくる時まで、がんばっていてくれるといいなあ
(キキョウ)
と言う訳で、現在帰りじたくに追われている最中
日本はまた暑さがぶり返しているのかな
ここはもう木々の葉が色づき始め、落ち葉がちらほら
早くも秋の気配
日本に帰ったら、もう一回夏を感じられるかな
<お知らせ>
次回の更新は、帰国後の9月4日の予定です
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続 世界最大の鉄道模型館「ミニチュアワンダーランド」へ行った [ヨーロッパ2017]
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さっそく前回の続き
ここ「ミニチュアワンダーランド」は、2000年から建設が始められ、2001年8月にオープン
最初は中央ドイツ、クヌッフィンゲン、オーストリアの3つのブロックしかなかったのだそう
(クヌッフィンゲンは多分「ミニチュアワンダーランド」にある架空の街のよう)
その後、ハンブルク、アメリカ、北欧、スイス、空港と順次オープンし、昨年(2016年)9月に最新のブロック、イタリアがオープン
現在これら9つのブロックがあるが、完成はまだまだ先で、最終的には13のブロックが建設予定なのだそう
鉄道と建物だけではなくて、船だって精巧でスゴイ!
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 5 北欧のブロック 船と港)
この先のブロックに行くと眩しい夏のビーチの景色もあるけれど、冬景色もとても美しかった
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 6 北欧のブロック 子どもが雪遊びしている)
もらって帰ってきたパンフレットから、現在展示されている鉄道模型のデータを拾うと
線路の長さ 15,400m
列車の数 1,040台
自動車などの乗り物数 10,000台
一番長い列車 14.51m
信号機の数 1,380か所
フィギュアの数 260,000体 ← スゴッ!
樹木の数 130,000本
そして、制作に費やされた総時間数は、なんと、760,000時間!
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 7 ハンブルクのブロック)
そう言えば、前回の記事で入場者数について「アジア方面からは、やっぱりそれ程多くないなあ」って書いちゃったけれど、ドイツ国内やヨーロッパの近隣国に比べると、であって、その他の地域の国からと比べると、日本はひと桁多いぐらい!
確か16,000人位だったような…(うろ覚え)
多分これって、ドイツからの距離を考えるととても多いのでは、って気がする
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 8 中央ドイツのブロック この人の多さ! パレードかな?)
これも中央ドイツの風景のひとコマのようだけど、バイエルン地方(南ドイツ)にしか見えない!
みんなでビールを飲んでいる様子がリアルで笑っちゃって、思わず接写
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 9 中央ドイツのブロック でもバイエルン?)
ここのジオラマの特徴が、会場内随所で見つけられるユーモアたっぷりの人間描写(時々動物描写!)なんだなー
それから、船と港も凄かったけれど、2011年5月にオープンした8番目のブロックの飛行機と空港もスゴイ!
コンピューター制御で各国各社の飛行機が空港内を移動したり、着陸したり離陸したり
ワイヤーで吊り下げられた飛行機が、滑走路から飛び立つ時はシャッターチャンスを狙って人がいっぱいに
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 10 空港のブロック 飛行機が飛び立つ瞬間!?)
もちろん飛行機だけではなく、全ての列車や自動車、他の乗り物、昼と夜の照明の切り替えも全てコンピューター制御
コントロールセンターでは現在常時50台のコンピューターが稼働しているのだそう
スイスのブロックは、まるでハイジの世界
ヒツジやヤギがたくさん
あっ、ハイジらしき赤い服を着た子と、クララらしき車椅子に乗った子もいたよ!
照明も何だか爽やかで、この辺一帯で美味しい空気が吸えそうな気がしたのは私だけ?
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 11 スイスのブロック ここにはハイジは写っていません… )
そして最新の9番目のブロックが、イタリア
バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂とコロシアムが、一挙に見渡せてお得ね~ ←(?)
因みにこのコロシアム、制作時間に4,000時間が費やされたのだとか
またもやスゴイ!
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 12 イタリアのブロック)
実はこの後まだ、更に「歴史のゾーン」があって、同じ場所の紀元前からの風景の遍歴、そして現代史のコーナーは世界大戦前、戦時中、戦後、現在を各々ガラスケースに入ったジオラマで再現してある
このすぐ側にフィギュアの制作室があり、作業の様子が見える
最後は大きな会場での野外ライヴの様子
ステージのモニター画面に映される映像と音響つき、という凝りよう!
女性ボーカリストでドイツ語で歌っているけど誰かな?
盛り上がって興奮している観客の様子がリアルで笑える~
お土産コーナーでは、私は、昼と夜2種類の写真が毎月付いた来年(2018年)の大きなカレンダーを、飛行機大好きの娘はルフトハンザのプラモデルを買った
ここで使用されているメルクリン社製の模型もたくさんあった
疲れ果ててしまったので、夕食はここのセルフサービスのレストランで
座席は、テーブルをはさんで向かい合わせにはなっているけれど飛行機の椅子みたいで、まるで飛行機の中で食事しているような作りになっていて面白かった
何とか全部回ったけれど、疲れた~
どうやら昼と夜が10回くらい替わるまでいたみたい
(もちろん照明の切り替えが)
でも楽しかった!
後4つ、13全部のブロックがオープンしたら、もう一度行ってみたいな
「ミニチュアワンダーランド(Miniatur Wunderland Hamburg)」
Kehrwieder 2 29457 Hamburg
交通 : Baumwall駅(地下鉄 U3)から徒歩5分
開館 : 年中無休
月・水・金 9:30~18:00
火 9:30~21:00
木 9:30~19:00
土 8:00~21:00
日・祝 8:30~20:00
(夏季は 7:30~24:00 等時間延長あり )
入場料 : おとな 13ユーロ 子ども 6.50ユーロ 学生 9ユーロ
(シニア65歳以上 11ユーロ 等各種割引料金あり)
=関連記事=
前回の記事は、こちらをどうぞご覧ください
「世界最大の鉄道模型館「ミニチュアワンダーランド」へ行った」
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世界最大の鉄道模型館「ミニチュアワンダーランド」へ行った [ヨーロッパ2017]
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生まれて初めて行った、娘と親子ふたり旅
行き先は、北ドイツのハンブルクと、ドイツの首都ベルリン
いつもドイツにいる時に行く旅行は、暖かさを求めて南下する傾向があり、イタリア、スペイン、ギリシャ、トルコなどだった
寒い季節に寒いドイツで、更に寒いであろう北ドイツ方面にわざわざ行くのはちょっと、、、と思ったかったから
3年前に夏に来た時、プラハ(チェコ)にも行ったのが最近の最北端、かな
なので、ハンブルクは初めて
今回は夏の季節にいるのだから、北の方へ旅行する絶好のチャンス
ベルリンも、3回目だけれど約20年ぶり
娘はまだ生まれていなかったから、もちろん初めて
という訳で、旅の記録の第1弾はここ、ハンブルクの「Miniatur Wunderland(ミニアトゥーア・ヴンダーラント)」
日本語で「ミニチュアワンダーランド」
(ミニチュアワンダーランド 1 ハンブルクのブロック あれ?火事だ!)
私たちが住んでる街を朝早く出て、ICE(イーツェーエー = ドイツの新幹線)の直通で約6時間
ハンブルク中央駅に、お昼過ぎに着いた
宿泊する駅のすぐ近くのホテルに荷物を置いて、先ず向かったのが、世界遺産にもなっている運河沿いの赤レンガ倉庫地区
(赤レンガ倉庫地区の風景 ハンブルク)
「ミニチュアワンダーランド」はその倉庫街の一角にあり、入口はドイツ式の2階(日本式で数えると3階)にある
ここはハンブルクで今一番注目されている人気の観光スポットらしく、入場制限をしていて、チケット売り場で一番早い回で40分後だと言われた
もちろん40分待つことにして、その間周りを散策して過ごしたよ
待ち時間はあっという間に経ち、いよいよミニチュアの世界へ
go on a trip!
(ミニチュアワンダーランド 2 アメリカのブロック)
ここ「ミニチュアワンダーランド」は、HOスケール鉄道模型のテーマパークで、展示総面積、線路の長さ、車両数など、ドイツ国内のみならず世界最大を誇るという
HOというのは、鉄道模型で縮尺87分の1、軌間16.5mmのサイズを表す用語で、ハーフOゲージの略
9つのブロックに分かれた世界各国各地の鉄道と、それが走る場所の風景や建物、そこに暮らす人々を再現する壮大なジオラマが展開されている
入り口には、世界のどの国から延べ何人の入場者が来ているかというパネルが出ていて、デジタルで数字がどんどん変わっている!
これは、チケット購入時にどこから来たのかを聞かれるので、それで即時に入力されているみたい
アジア方面からは、やっぱりそれ程多くないなあ
(ミニチュアワンダーランド 3 アメリカのブロック・ラスベガス)
おもしろいのが、場内が一定時間ごとに段々暗くなって、夕方から夜の風景になり、しばらくするとまた段々明るくなって、朝が来る仕組みになっていること
昼間の風景が一転、建物や電灯に明かりが灯り夜景が出現する
もちろん走っている列車や自動車にもライトがつく
よくできた演出で、感激!
(ミニチュアワンダーランド 4 同じ場所の夜景)
列車も自動車も、コンピューター制御で信号で止まったり走ったり、渋滞でのろのろだったり
列車のスピードが速くて、カメラのシャッター速度が追いつかなかったり
事故で、レッカー車や救急車、パトカーが来ていたり
火事で消防車が出動していたり
人間も、転んでいたり池に落ちていたり、酔っぱらっていたりケンカしていたり
ペンギンがアザラシをペットのようにして遊んでいたり!
よくよく見れば見るほど、ユーモアたっぷりで思わず笑っちゃう
子どもだけではなく、おとなも夢中になるのが分かる気がする
特におとなの男の方々が、一眼レフらしき大きなレンズが付いたカメラで、熱心に写真を撮っていたのが印象的だった
それにしても、ここまでだけでも楽しくて見るのに時間がかかったのに、まだ7つもブロックがあるなんて、す、すごいー!
これ全部見て回り切れるのだろうか?
続く
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