フローエ・ヴァイナハテン! [ヨーロッパ2015]
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日本は今12月24日、クリスマス・イヴ
日本のクリスマスでは、今日が一番盛り上がるんだろうな
でもドイツは今まだ23日だから、明後日からがクリスマス
25日・26日と2日間が国の祝日で、お休みだ
官公庁はもちろん、多くの企業でも24日は午前中で終わりで、クリスマス休暇に入るところが多い
明日の午後から来年の1月3日までお休み
この2日間のヴァイナハテンは、ここでは家族と一緒に過ごすとても大切なお祝い
日本でのお正月みたいなものだろうね
学校は、州によって休みの期間がずれるけど、この街の州では今日から来年1月5日までがWeihnachtsferien(ヴァイナハツフェーリエン=クリスマス休み)
いつもだったらこの時期、ソリを持って滑りに行く子どもたちを見かけるのに、今年のこの暖かさ!
地球温暖化の影響で、厳冬のドイツも年々暖かくなっていると聞くけれど、今年はもうこれ、異常事態と言っていいほどだよー
私がここに来てから一度も雪が降っていない
こんな年は初めて
かつて娘もここで滑って遊んだ、子どもたちの大好きなソリ遊びが、ヴァイナハテン前にできないなんて信じられない
この分では、今年はきっとホワイトクリスマスにはならないだろうな
ここでは、24日はHeiligabend(ハイリゲアーベント=聖なる夜)と言い、日本のようなクリスマスパーティのようなことはせず静かに過ごし、夜は家族みんなで教会のミサに行く
にぎやかにパーティをするのは、クリスマス休暇の前の週までとSilvester(ジルベスタ―=大晦日)だ
新年が明けるのを、花火を上げて爆竹を鳴らして派手に祝う
そして、ドイツのクリスマスでは、日本のようなイチゴに生クリームのホールのクリスマスケーキは見当たらない
伝統的なクリスマスのお菓子である、シュトーレンやレープクーヘンを食べるんだ
明日はデパートもスーパーも、午後2時には閉まってしまう
25日・26日、それに加えて今年はちょうど27日が日曜日なので丸3日間、どこもかしこも容赦なく一切閉まっている
買い忘れがないように、買い物をしなくては!
では、みなさま Frohe Weihnachten!(フローエ・ヴァイナハテン!)
楽しいクリスマスをどうぞお過ごしください
ドイツのアップルストアで修理した [ヨーロッパ2015]
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まさかこんなところまで来てアップルストアにお世話になるとは思わなかった
実は以前からiphoneの画面の上の方にヒビがバリバリっと入っていて、保護シートを貼っていたから何とか保っていたけど、剥れたらバラバラってなりそうで心配しつつ使っていたんだ
保証期間内になっていればまだしも期限が切れてからこうなってしまい、どうしようと思っていた
それに修理に出している間、代用のものを貸してくれるらしいけど自分のじゃないと不便だろうと思ったりして、ずっと迷っていた
それが代理店ではなくアップル直営のストアなら、何かもっと早くやってもらえる方法があるかもしれないと思いついた
日本のアップルストアは遠くて交通費がかかって、わざわざ行くには気が重い
でもこの街にはちゃんとアップルストアがあるではないか!
住んでいるアパートメントから地下鉄でたった数駅
もうこれは行ってみるしかない! と、思い立った
パソコンで修理の予約というのもできると知ったのは後からで、まずはストアに直接行ってみた
お店の中に入って修理を受け付ける2階に上がってスタッフに事情を話すと、ipadで予約状況表を見ながら「50分後に来てくださいね、すぐ直しますから」とのこと
えっ? すぐ直してくれるの?
とビックリ
そして50分間すぐそばのヴァイナハツマルクトを見て歩いて過ごして、またストアに戻った
再びスタッフがiphoneを見て確認し、「ディスプレイのガラスを交換するので135ユーロかかりますが」と言う
正直言って、わっ高っ! と思ったけれど、ここまで来たら、ううっ半分ヤケクソだぁー
135ユーロ(1ユーロ=約133円)を支払って修理を依頼した
取りに来るのは2時間後
その間にデパートのセルフサービス・レストランで昼食をしてクーヘン(ケーキ)を食べて買い物をした
で、直ったiphneを受け取った感想は?
ふっふっ、ふふふーーーん!
まるで新品だよーん
大満足
こんなに簡単に修理してもらえることが分かっていたら、9月末に表参道のアップルストアに行った時に直してもらうんだったなー、なんて今更ながら思ってみたり
帰りに家電屋さんに寄って、売り場で一番高い最強の保護フィルムを買って帰って、さっそく貼ったよ
もう二度と割れませんように!
(アップルストアのすぐそばのレープクーヘン屋さん / レープクーヘン=ドイツの伝統的なクリスマスシーズンに食べるお菓子 ニュルンベルクのものが有名)
エジプト美術博物館に行ってきた その3 [ヨーロッパ2015]
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前回の続き
これが最後
(エジプト美術博物館のパンフレットとチケット)
1ユーロで借りたタブレット型イヤフォンガイドは、優れものだった
館内を歩いていて主要な展示物のそばに来ると、ちゃんと感知してその作品の説明が始まる
自分が今どこを歩いているのかもタブレットでわかるんだ
(松ぼっくりを持った翼の精霊たちのレリーフ / 紀元前870年頃)
更に展示室内の数か所に大きなガイドのテーブルがあって、タッチすることで年代の流れを視覚的に理解することができる
とにかくハイテクノロジーを駆使しているといった感じだった
(闊歩するライオン(女神イシュタルの神聖な獣)/ ガラス系煉瓦 紀元前580年頃)
このライオンって、どこかで見たことあると思ったら、ベルリンのペルガモン博物館で見たのを思い出した
イシュタル門を復元した壁面にこのライオンがずらーっと並んでいたなあ
あれってもう20年前なんだね
そして最後の展示室は、古代エジプトの装飾品
ここの展示の仕方もおもしろくって、小さな装飾品がガラスの展示台から浮かび上がって見える
3,000年以上昔の装飾品が3Dで浮かび上がるだなんて、当時の人たちがこれを見たら、どういう風に反応するかな
なーんて想像して楽しんだ
(渡り廊下から見下ろしたエジプト美術館博物館の展示ホール)
この写真を撮る手前で、前回の記事で紹介したオベリスクが一番奥に見える建築家力作の中庭が見下ろせる
ひと時、古代エジプトの時代に迷い込んだような感覚を味わえた、このエジプト美術博物館
それほど大きな博物館ではないけれど、十分楽しめる
満足できる
今度は古代もの大好きっ子の娘と一緒に、また来よう