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エジプト美術博物館に行ってきた その2 [ヨーロッパ2015]


前回の続き

二つ目の広間に入ると、高い位置にあって直ぐに目に飛び込んで来たのが、この顔の一部の破片

おおー、インパクトあるー!
他の美術館に展示されていたら、まるで現代アートだと思うだろうな

古代エジプト王アクエンアテンの巨大彫像の顔の破片
(古代エジプトのファラオ(王)アクエンアテンの巨大彫像の顔の一部 / 砂岩 紀元前1,350年頃)



次の展示室に移動する途中のスペースにオベリスクがあった

オベリスクとは、古代エジプト期に作られ、神殿などに立てられた記念碑(モニュメント)のこと
近代・現代では欧米の主要都市の中央広場などに建設されて、その地域を象徴する記念碑のことをいう

本場のエジプトやローマの屋外を別にすると、古代のオベリスクが展示されているのは、大英博物館など世界でも限られたところだそうで、ここで見られるのは貴重なものなんだそう

ティトゥス王のオベリスク
(ティトゥス・セクスティウス・アフリカヌスのオベリスク / 赤御影石 紀元50年頃)


後から分かったのだけれど、このオベリスクは、展示場の最後の渡り廊下を通る時にガラス窓越しに、細長い中庭の一番奥に見ることができる

ここが、この博物館を設計した建築家の一番の見せ場なのだろう



しばらく行くとガラスケースに入った何だかユーモラスな鳥の像が

神ホルスの化身である二つの王冠をかぶったハヤブサ
(天空と太陽の神ホルスの化身である二つの王冠をかぶったハヤブサの像 / 銀 紀元前500年頃)


古代エジプトではファラオ(王)は神ホルスであり、ハヤブサはそのホルスの化身だと信じられていたそうだ

それで当時ファラオの権力を象徴するために、ハヤブサをモチーフにした様々な像が作られた

だから、前回の記事で紹介した「天空と太陽の神ホルスの立像」の頭部も、あれってハヤブサの顔だったんだね


なるほどー
知れば知るほど、古代エジプトの時代っておもしろいなあ



(次回に続きます)



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エジプト美術博物館に行ってきた [ヨーロッパ2015]


日曜日、とても天気がよくって気持ちがいい午後だったので、散歩を兼ねて「Staatliches Museum Aegyptischer Kunst(シュターティッシェス・ムゼウム・エギュプティッシャー・クンスト=国立エジプト美術博物館)」に行ってきた


この街では日曜日は、国立(州立)の博物館・美術館はどこも1ユーロ(約133円)で入れる

以前は無料だったのになあ


古代エジプトの神アモンの石像
(古代エジプトの神アモンの石像 / 大理石 紀元前1,320年頃)


ここは2012年の8月にオープンした
その後翌年の6月に、レジデンツ(王宮)内に展示されていたものが移転され、本格的に公開されるようになった

なので、ヨーロッパでも有名なエジプト博物館として稼働し始めてからまだ1年とちょっとしかたっていない


エジプト美術博物館の入口1
(右手に見えているガラス張りの建物は「ミュンヘンテレビ映画大学」)


どーんと存在感満点の建物
そのなだらかな階段を下りて行くと、ほんとに小さな入口が
これはピラミッドの入口を模倣したものだそう


エジプト美術博物館の入口2
(入る前からムードが高まるエジプト美術博物館の入口)


チケットを買った受付で、タブレット型のイヤフォンガイドを借りたよ
これも1ユーロ
でも日曜日以外は無料なんだって


荷物や上着をロッカーに入れた後、チケットを切ってもらって展示場に入ると、直ぐになだらかで長い階段が

その階段を下りながら最初に目に入ってくるのがこの像

天空と太陽の神ホルスの立像
(天空と太陽の神ホルスの立像 / 御影石 紀元前1,360年頃)


展示物のほとんどは地下の中庭を挟んで、ふたつの広間に展示されている
今回の写真は3枚とも最初の広間にあるもの


サブと彼の妻と家族の像
(サブと彼の妻と息子の家族の像 / 石灰岩 紀元前1,360年頃)


これは本物はとても小さい
更に夫婦の足元の間にとても小さい靴だけが見える

元々は真ん中に子どもが彫られていたのかな
それとも元から小さい靴だけ彫って、ここに子どもがいることを表現したのかな


これ以外にも、こういった夫婦が並んで座っていたり並んで立っていたりする家族の像は、いくつも見つかっているらしい

今から3,400年近く昔の古代エジプトの時代から、「家族」という観念があったことが感慨深い



(次回に続きます)



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クリスマスピラミッドとくるみ割り人形 [ヨーロッパ2015]


街の中心の Marienplatz(マリエンプラッツ)のクリスマス市に行ってきた

ここのクリスマス市は、一般的に言う Weihnachtsmarkt(ヴァイナハツ・マルクト)とは言わず、特別に Münchner Christkindlmarkt(ミュンヘナー・クリストキンデルマルクト)と呼ばれている


ミュンヘンのクリスマス市の屋台


クリスマス市にはたくさんの屋台が並び、食べ物飲み物、クリスマスの飾り、おもちゃ、手袋・帽子・スリッパなどの衣類、ろうそくなど様々なモノが売られていて、見て回るだけでも楽しくなる

特に市庁舎前広場は、期間中ずっと大勢の観光客でにぎわっているね


屋台は毎年いつも大体同じところに同じ店を出していて、私たちはいつも同じ屋台で Glühwein(グリューヴァイン=ホットワイン)を飲むんだ


ろうそくの火の熱で羽根が回る、伝統的なクリスマスの飾り物の Weihnachatspyramide(バイナハツピュラミッデ=クリスマスピラミッド)を売る屋台も、いつもと同じ場所に出ていたよ

10数年前ここで1台それを買った
そしてそれは、今でもこの季節に家の窓辺を飾っている


ドイツのクリスマスピラミッド


それからチャイコフスキーのバレエ音楽などで、ドイツのお人形としてあまりにも有名な Nussknacker(ヌスクナッカー=くるみ割り人形)を売る屋台も、同じく毎年同じ場所に


ドイツのくるみ割り人形


Münchner Christkindlmarkt(ミュンヘナー・クリストキンデルマルクト)、今年は11月27日(金)から12月24日(木)まで開かれている



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