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オニユリとカノコユリ [庭の花・木・植物]


今日、ついに関東地方の梅雨が明けたという

いよいよ正真正銘の「夏」の開幕!



いろいろあった今年の7月
庭では、いつの間にかオレンジ色のユリが咲き出している

そうそう、そうだった
ここにあったユリはオニユリ鬼百合)だった!


オニユリ(鬼百合)
(庭のオニユリ)



このオレンジ色のユリは、ヤマユリカサブランカカノコユリが咲いている「ユリの花壇」と名付けた場所ではなく、庭の別のところに咲いている

知人からムカゴ(零余子・珠芽)をもらって、蒔いたのが今咲いている場所で、芽が出た後も数年は花が咲かなかったので、そのままほってあった

その内、名前も忘れてしまっていた


それが、今ではこんなに立派に花が咲くようになった!


オニユリの花の正面
(ムカゴから育ったオニユリの正面から見たところ)


こんなに可愛いのに、なんでオニユリ(百合)なんて名前が付けられたのかな

調べてみると諸説あって、

①赤い色が赤鬼を連想させるから

②花の形が鬼の顔に似ているから

③オニとは「大きい」と言う意味で、大きいユリだから


ちなみに、英語名は「タイガーリリー」

ユリの仲間でムカゴができるのは、このオニユリだけだそう



そしてそして、球根を植えて 8か月、芽が出て 3か月半

こちらもついに咲いた!


カノコユリ(鹿の子百合)
(今年も咲いた庭のカノコユリ)



昨年、忘れてしまった名前が再び判明して喜んだ、私の大好きなカノコユリ鹿の子百合

このユリの名前の由来は、すぐ分かるね

花びらの斑点が、子鹿の背中の模様に似ているからだよね


カノコユリの花の正面
(カノコユリのほぼ正面から見たところ)



下を向いて咲いているので撮るのが大変

正面の写真を撮るには、潜り込んで下から見上げて撮らなくてはならない

でもそんなうつむき加減に咲いている姿も、とにかく可愛い



自生のカノコユリは、絶滅危惧の指定をされているのだそう

もちろん、うちの庭のカノコユリは自生ではないけれど、今年も無事に咲いてくれて良かった


ユリの花壇のカノコユリ
(ユリの花壇のカノコユリ まだつぼみがたくさん付いている)



カノコユリ

江戸時代にシーボルトさんが、自国へ持ち帰ったことでヨーロッパに知れ渡ったという日本のユリの花

大切にするからね



=関連記事=

・「今年最後の鹿の子百合」2015.08.10

・「今度はユリの球根を植えた」2015.11.26

・「カサブランカとカノコユリの芽が伸びてきた」2016.04.11

・「ヤマユリとカサブランカ」2016.07.11



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文月の百合の花に寄せて [日々の出来事]


お久しぶりですsaiaです

前回の記事へは、たくさんの方からたくさんのコメントをいただき、感謝の気持ちで一杯です

みなさま本当にどうもありがとうございました



亡くなった伯母は、隣町に住んでいて、子どもは息子たちだけで女の子がいなかったこともあり、姪である私をとても可愛がってくれました

お料理やお菓子作りが得意で、ケーキやクッキー、マドレーヌを良く焼いていました

針と糸を使う手芸全般、特に刺しゅうが得意で、生徒さんに教えたり、展覧会を開いたり

刺しゅうがある手作りエプロンを、母も私も何枚も縫ってもらいました



カサブランカ③



また伯母は、独身時代は女子短大で家庭科を教えていたこともあり、マナー全般も詳しく、私にも紅茶の美味しい入れ方や来客時のお茶の出し方などを教えてくれました

絵がとても好きで、私の父に初めて水彩画セット一式を買ってくれたのは父の姉である伯母だったそうです
父が絵を描くようになったのは、それが切っ掛けのようです


花や植物、動物も大好きで、飼っていた犬を良く散歩に連れて行っていました

そして私の従兄弟である息子たちを、社会貢献できる職業に就く人間に、立派に育て上げました



父が描いたユリの花(水彩画)
(百合の花 父作 水彩画)



熟年期は、夫である伯父が突然倒れ、献身的に看護
それに加え、同居する祖母の介護の中心となり続けました

祖母を看取り、数年後伯父を看取った頃には、心身の疲労が極限となり、晩年はついに人工透析を受けるようになってしまいました

ここ数年は脚を悪くし、車いすを使う生活を送っていました

それでも、いつも孫のことを心配し家族や親せきのみんなに気を配る、優しい伯母でした



カサブランカ②



別れは突然にやってきました

夜中に、様子を見に行った従兄が、気持ち悪そうにしている伯母の異変に気がつき救急車を呼び、病院に運んで救命処置をしましたが、その甲斐なく、息を引き取ったそうです


夜が明けて、その知らせを受けた時は衝撃を受けました
「まさか! そんな! なぜ?」と信じられない思いで一杯になりました

涙が溢れました


結局、従兄が、伯母が車いすでも快適に生活できるようにと家を建て替えた、その新築の家に住んだのは、たった数ヶ月だけでした



カサブランカ①



葬儀の会場には、伯母の刺しゅう作品を飾ったコーナーが設けられました
伯母の生きた証がそこにありました

祭壇には、白いカサブランカを中心に、伯母の好きな花々がたくさん飾られていました

このブログに、庭に咲いたカサブランカの花の記事を掲載した、その数日後に、カサブランカの花に埋もれた伯母に会うことになるとは


何ともやりきれない気持ちになりました



朝焼けの雲



お別れの時、みんなが棺に花を手向けながら、泣いていました

うちの父も母も、泣いていました
娘も、泣いていました

みんなに好かれ慕われたことがよく分かる、伯母とのお別れでした


伯母さん
今までたくさんどうもありがとう


安らかに眠ってください




そして、今日からまたブログの更新を再開します

今まで通りのんびり更新だとは思いますが、みなさま、改めて引き続きどうぞよろしくお願いいたします



=関連記事=
・「ヤマユリとカサブランカ」2016.07.11



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無題(お知らせ) [日々の出来事]


大好きな伯母が突然亡くなりました


花と刺しゅうや手芸が好きな優しい伯母でした




ブログの更新をしばらくお休みいたします




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