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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い [映画/DVD]


先月、スプーンさんのブログ「今日も楽しく元気で歩こう~♪」で「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」という映画の紹介をされていて、気になっていた

ライトノベル並みに長いタイトルのこの映画は、9.11のアメリカの同時多発テロを題材にしたもので、トム・ハンクスが主人公の父親役で出演しているという
うん、やっぱり気になる

そこでDVDで、この「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を観た


2011年(日本では2012年)公開
原作は、ジョナサン・サフラン・フォアのベストセラー小説「Extremely Loud & Incredibly Close」
主演は、トーマス・ホーン
共演は、トム・ハンクス、サンドラ・ブロック ほか
監督は、「リトル・ダンサー」「愛を読むひと」のスティーヴン・ダルドリー


ものすごくうるさくて、ありえないほど近い


9.11の同時多発テロで、大好きな父(トム・ハンクス)を亡くした少年オスカー(トーマス・ホーン)は、母(サンドラ・ブロック)や周囲に心を閉ざしてしまう。

ある日オスカーは、亡くなった父の部屋にあった遺品の中から、偶然見たことのない鍵を1本見つける。

その鍵には父からのメッセージが託されているのではないかと考えたオスカーは、広大なニューヨークを歩き回り、鍵に合う「鍵穴」を探す旅を始める。

そして手掛かりとなる人物を見つけるため見知らぬ人々を訪ねて行くが、そこには・・・



とにかく、主人公のオスカー役のトーマス・ホーンくんの一見にして聡明だと分かる顔立ちと、瞳の色の美しさに目を奪われた

彼は、これが映画初出演だと言うから驚き

でも、そう言えばどこか素人っぽい部分も感じられて、それが映画にドキュメンタリー的な手触りをほんのりと持たせて、逆に効果的だったような気がする

それにしても、ほぼ素人の少年が映画初出演で主演だなんて、何という大抜擢!
映画制作スタッフは彼の才能を見抜いて、それを更に引き出したんだろうね

映画を作る人達ってやっぱりすごいなあ!

そういえば、この映画を観終わって気がついたのだけれど、この映画の監督は、10年ぐらい前に観た「リトル・ダンサー」のスティーヴン・ダルドリー監督だった

「リトル・ダンサー」も主人公が少年だったけれど、この監督は少年の多感で繊細な心の動きを表現するのが上手だなあ、と思ったよ


それから、悲愴な体験の後遺症で声を出すことのできない、少年オスカーの祖母の家の「間借り人」(マックス・フォン・シドー)の、謎めいた存在感がとってもよかった

明らかに彼が、この映画のキーマンだった

そして物語終盤のオスカーと母親(サンドラ・ブロック)が心を通わせるシーンは、もう涙なしには観られなかった

うちの娘は、この主人公の少年オスカーに似た部分を持っていて、それが重なって胸が締めつけられた


ただひとつ欲を言えば、オスカーが訪ねる先々で出会い交流した人たちとのエピソードを、もういくつか少し詳しく見せてほしかったな

そうすればもっと終盤のシーンに思い入れができて、感動が増したかも

でもそれ以外は、いろいろと考えさせられる、とてもいい映画だった
特に子を持つ人はきっと感動すると思う!



(スプーンさん、改めてありがとうございました)



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