シュパイヒャーシュタット博物館(スパイス博物館) [ヨーロッパ2017]
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昨日今日と、秋らしい天気が続いている
帰ってきてからずっと曇り空だったから、お日さまの光はやっぱり気持ちがいい
ドイツは今頃もうすっかり、毛糸のセーターを着込む気候になっているんだろうな
さてハンブルク・ベルリン旅行記の4弾目は、「シュパイヒャーシュタット博物館」
ここは、日本語では「スパイス博物館(Gewürzmuseum )」と紹介されている所だけれど、正式名称は Speicherstadtmuseum(シュパイヒャーシュタット博物館)
ハンブルク港で歴代輸出入されてきたコーヒー豆、紅茶、ハーブ、香辛料などや貿易にまつわる物品の展示がなされている
2年前(2015年)にドイツで40番目に世界遺産登録された、ハンブルグ観光の人気スポットのひとつである赤レンガ倉庫街(シュパイヒャーシュタット)の、地域一帯の歴史が分かるコーナーもある
遊覧船から降りて、お魚サンドをほおばった後、港沿いをのんびり歩いて向かった
(このお魚サンドが生臭くて残念ながらハズレだったのは、後になればきっと笑い話になるだろう!笑)
(シュパイヒャーシュタット博物館の入口前 実際には日本式の2階にある)
シュパイヒャーシュタットは、ドイツ語で書くと Speicherstadt なのだけれど、その Speicher(シュパイヒャー) は、一般的には「屋根裏の収納部屋」をさす
日常で「それもう使わないから取りあえず上のシュパイヒャーに入れておこうよ」なんてよく会話に出てくる
その他パソコン用語では「メモリ」とか「ストレージ」という意味で、Speichern(シュパイヒャルン)は「保存」の意味
農業では「穀倉」という意味もある
つまり「何か物をしまっておく場所」のことだね
stadt(シュタット)は、市とか、町、都市、街などの意味
入ってすぐの窓際には、かつて使われていた、輸出する荷物に送り先の港の名前をペンキで表記するための金属製のネームプレートが壁に展示されていた(この道具は何て名前なのかな?)
「Yokohama」の港の名前も見つけたよ!
(送り先の港の名前を表記するためのネームプレート)
大きな麻袋に入った荷物は、中味によって積み方が違うんですって
そんなの初めて知った!
いくつかの荷袋の積み方のパターンが説明されていた
(シュパイヒャーシュタット博物館の展示 1 麻袋に入った荷物)
その他、1800年代に港で使われていた色々な道具もあって興味深かった
とくにこの荷車、映画の小道具みたいでかっこいい!
(シュパイヒャーシュタット博物館の展示 2 昔使われていた荷車)
もちろんコーヒー豆やココア豆、お茶の葉も
定期的に開催されるセミナーに参加すると、世界のお茶のテイスティングができるらしい
香辛料やハーブは、瓶のふたを取って実際に香りを確かめることができた
(シュパイヒャーシュタット博物館の展示 3 香辛料のコーナー)
その他、港の貿易の歴史を当時の写真や絵で解説したコーナーもあった
最後はお土産コーナー
絵はがきや本、色々なお土産グッズの他、コーヒーや紅茶も買える
私も、この日の夜に会う知人へのお土産に、オリジナルブレンドのコーヒー粉とそれを入れるキャニスター缶を買ったよ!
実はこの博物館、「ミニチュアワンダーランド」の割と近く(カナルを挟んで向かい側)にある
とても小さい博物館なので、見学所要時間はそれほど必要ないので、港と赤レンガ倉庫街の散策のついでに、気軽に寄れるスポットだと思う
館内併設のカフェでひと息つくのもいいかもね
「シュパイヒャーシュタット博物館(Speicherstadtmuseum)」
Am Sandtorkai 36 20457 Hamburg
交通 : Baumwall駅(地下鉄 U3)から徒歩5分
開館 :
3月から11月
・平日 10:00~17:00
・土・日 10:00~18:00
12月から2月
・月曜以外の毎日 10:00~17:00
入場料 : おとな 4ユーロ 子ども 2ユーロ 学生 2.5ユーロ
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前回までのハンブルク・ベルリン旅行記は、こちらをどうぞご覧ください
「旅行中」
「世界最大の鉄道模型館「ミニチュアワンダーランド」へ行った」
「続 世界最大の鉄道模型館「ミニチュアワンダーランド」へ行った」
「ハンブルクの港で遊覧船に乗った」
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