ドイツの植物園 その2 [ヨーロッパ2019]
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日本では、関東地方も梅雨に入ったらしい
でも、ごめんね、こちらではまだ爽やかな初夏の天気が続いているよ
日中は日差しが強く、気温もだいぶ上がる日が多くなってきたけどね
アイスクリームが美味しい季節!
うちの前の公園では、今日フリーマーケットをやっている
朝早くから出店の準備をして、お昼前から段々人が増えてきて、大賑わい
洋服、古い食器や置物、アクセサリー、雑貨、おもちゃ、手作りのお菓子などなど
楽しそう!
ドイツの人々は、骨董屋や Flohmarkt(フローマルクト = フリーマーケット)が大好き
うちの近くにも、10年前に小さな骨董屋さんができて、いつも盛況の様子
古い物に価値を見い出す生活、手軽にリサイクルし合える環境ってとってもいいね!
さて、前々回の記事「ドイツの植物園」の続き
勝手に「ドイツの一般的な庭の花壇」と名前を付けた花壇のすぐそばに、ドキッとするくらい巨大なMohn (モーン = ケシ) の花があって、驚いた
(巨大 Mohn (モーン = ケシ) のつぼみ)
ドイツではケシの実は、お菓子やパンによく使われていて、日本でのゴマみたいに一般的
それに、色々な種類のケシの花が咲いているのをよく見かける
それにしても、こんな巨大なのは初めて!
日本でよく見る園芸種のポピーの5倍くらい大きいサイズ!
熱帯雨林に咲いているような大きさと、鮮やか過ぎる毒々しい赤い色!
もうビックリしたよお
(巨大 Mohn (モーン = ケシ) の花)
それからすぐ、うっそうとした森林公園ゾーンの広葉樹エリアに入り、歩いていると見えてきたのがこの、大木にわさわさと咲く白い花
ネームプレートを見ると、「Viburnum plicatum 'St. Keverne'」とある
帰ってから調べると、「ヤブデマリ」だった
(Viburnum plicatum = ヤブデマリ)
え?
ヤブデマリって、こんな大きな木だったっけ?
と思ってしまったほど、ここのヤブデマリは大木だった
ところでこのヤブデマリは、ドイツでは Japanischer Schneeball(ヤパニッシャー・シュニーバル = ジャパニーズ・スノーボール)と別名が付いていて、人気なんだそう
そう言えば、花や木の名前で、Japanische(r)( =日本の~)と付いているものが結構あって、こんな所にも「SUSHI」だけではない日本ブームみたいなのを感じるよ
それからしばらく歩くと、段々と針葉樹が多くなってきた
日本の大きな「松」もあったよ
もちろんドイツではお馴染みの Tannenbaum(タンネンバオム = もみの木)もね!
思いがけず森林浴ができて嬉しい
(植物園の広葉樹から針葉樹へと変わる小径)
森林公園ゾーンを抜けると、野原に咲く花々が目の前に広がっていた
ひとつひとつの花の名前は分からないけれど、黄色の小花の間からシュッシュッと見え隠れしている紫色の花々がとてもかわいかった
(針葉樹林を抜けた後に広がる野原の花々)
そしてそのすぐ側には、小さな池があって水辺の植物とロックガーデンのゾーンがある
ロックガーデンは人気のようで、大勢の人が立ち止まって花々の写真を撮っていた
私も興味津々
(植物園の池の対岸に広がるロックガーデン)
対岸のロックガーデン目指して、のんびりと池の周囲を歩きながら、植物園めぐりはまだまだ続く
「黄色いアイリス」が咲いていた話は、また次回にね
2019-06-08 23:34
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