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空の上で観た「しあわせへのまわり道」 [映画/DVD]


昨年末に飛行機の中で観た6本の映画を紹介するシリーズの6回目

最後は「しあわせのまわり道


2014年(日本では2015年)公開
主演は、パトリシア・クラークソン、ベン・キングズレー
共演は、グレース・ガマー ほか
監督は、イサベル・コイシェ

先週の 2月3日(水)にDVDがリリースされたとのこと


しあわせのまわり道


ニューヨークに住むウェンディ(パトリシア・クラークソン)は、売れっ子書評家として成功を手にし順風満帆の生活を送っていたが、ある日突然、夫から離婚を言い渡されてしまった。

田舎に暮らすことに決めた娘ターシャ(グレース・ガマー)に会いに行くにも、車が必要なことに気がついたウェンディは、忘れ物を届けてもらったことが縁で偶然知り合ったタクシー運転手のダルワーン(ベン・キングズレー)に、車の運転を習うことを決意する。

運転を習いながら、自分の今までの生き方を振り返りこれからの生きる道に気がついて行くウェンディ。
インドからはるばるニューヨークに来た花嫁との新しい生活に戸惑いながらも、ウェンディのアドヴァイスを取り入れるダルワーン。

運転席と助手席のふたりは、運転の教習を通してそれぞれ自分の人生に向かい合い自分を取り戻して行く。

そして・・・


といったストーリー


ニューヨークの新聞に掲載された実体験のエッセイが原作だけあって、派手な展開やアクションがあるわけでもなく、一見淡々とした流れの作品だけれども、ユーモアの中にポジティブなメッセージが込められていて、前向きになれるいい映画だった

祖国を追われ、政治亡命でインドからニューヨークに移り住んだタクシー運転手のダルワーンの生活を通して、インドの文化・習慣、宗教・儀式、ニューヨークに住む不法入国者の取り締まりや外国人差別の実態などがわかり、とても興味深かった

それに、アメリカの自動車教習の仕方や免許の取り方も日本と違っていて、いろいろと軽いカルチャーショックを受けて楽しかった

楽しいと言えば、亡命前インドでは大学で教えていたダルワーンの教習中の言葉も、車の運転を人生に例えて心に残る名言が多くて楽しかった

車を運転できるようになって行くことができた、ウェンディの生まれ育った場所での回想シーンもなかなか良かった


何かを始めるのに「今更」とか「遅すぎる」ってことなんかないんだって、勇気づけられるいい映画だった


イスタンブールの路面電車
(タクシム広場へ行く道の路面電車 イスタンブールにて)



あ、そうだ、最初まったく気がつかなかったんだけど、、、このタクシー運転手のダルワーンって、あの「ガンジー」のベン・キングズレーさんだ! って気がついた時にはビックリしたあ!

「シンドラーのリスト」や「オリバー・ツイスト」でも名演が記憶に残っているけれど、ターバン巻いてインド人になり切っていてもう全然わからなかったよー
さすが名優

そうそう、これから観ようと決めている「HUGO ヒューゴの不思議な発明」にも出演しているらしい
わぉ、楽しみ!


それから、もうひとり
主人公の娘ターシャ役のグレース・ガマーさん
この方、なんとあのメリル・ストリープさんのお嬢さんですって!

メリル・ストリープさんにはお嬢さんが3人いて、グレース・ガマーさんはその真ん中
姉のメイミー・ガマーさんも女優だそう

おおー、アカデミー賞主演女優賞を3度も受賞している大女優を母に持つって、さぞかし大変だろうなあ・・・

でもそんなこんなのプレッシャーに負けず、これからもっと活躍してほしいなーと思った



以上で、「空の上で観た~~」シリーズはおしまい


今度は「HUGO ヒューゴの不思議な発明」、観るぞぉーー!



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