今朝から道路工事が始まった [ヨーロッパ2016]
◇
窓から見下ろすいつもの風景
今年ここへ来た時は、街路樹や公園の木がちょうど緑からだんだんと紅葉し始めた頃だった
(うちのすぐ前の公園の木々と市電 10月初旬)
まだ緑の方が多かったのに、たちまち赤、黄色、黄金色に変わって行った
夕日が当たった様子は何とも言えず美しかった
(窓から撮った公園の木々の様子 10月下旬)
それが雨と雪の天気が何度かあって、その度に葉が落ちて、今ではすっかり枝だけ
見えなかった向かいの建物がよく見えるようになった
昨年来た時とすっかり同じ風景
そこに、今日はちょっとした異変が起きた
突然立ち入り禁止の柵が立ちめぐらされ、あっという間に工事が始まった
どうやら道路の拡張工事のよう
緑だった一帯があっという間に大きなトラックで取り除かれてしまった
この辺も以前に比べて、交通量がぐっと増えたからね
道路を広げるのも仕方がないのかもね
(公園の木々と道路工事の様子 今朝)
駅前のお店もだいぶ変わったし
来る度に街のどこかしら何かしら変わっている
まったく変わらないようでいて、少しずつ変わっていて、ある時ふとびっくりするくらい時の経過を感じさせられる
街の風景の移り変わりが激しい日本に比べて、ドイツは変わらないなあと思っていたけれど
いつまでも同じままである訳がないよね
目で見える部分見えない部分両方で、確実に変わって来ているのだろう
いつまでも昔を懐かしんでばかりではいられない
さあ、雨が上がった
久しぶりにほんの少し薄日が差してきた!
よし、これから出掛けてこようかな
=訂正のお知らせ=
前回の記事で、「白、黄色、薄いピンク色、濃いピンク色、紫色の 5色をひとつの鉢に植えたカラフルなもの」という表現をしましたが、正確には黄色は花の色ではなく、花穂の色で、ポチポチとした小さな花自体は白でした。
前記事の該当箇所は訂正いたしました。
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カルーナ・ブルガリス [ヨーロッパ2016]
◇
今日は最高気温が 2度の天気予報だった
なので、昼間買い物に出かける時は、ヤッケの下に厚めのセーターを着込み、マフラーをぐるぐる巻きにし、裏毛のついた革の手袋(見た目グローブ)をはめて出かけた
そのせいか、それほど寒く感じなかったよ
でも、こんなのまだまだ序の口だからね
このくらいで「寒い」なんて言ってられないもんね
そんな冬の入口の季節に、またひとつ窓辺の仲間が増えた
それがこれ
(カルーナ・ブルガリス 5色 )
このカラフルな鉢植えの花は、「カルーナ・ブルガリス」と言って、エリカの仲間
ドイツは、「ロマンティック街道」「古城街道」「メルヘン街道」と並んで、「エリカ街道」でも有名だけれど、本当は、エリカはドイツ語では Heide(ハイデ)
このハイデの原種からドイツで園芸用に品種改良されたのが、Calluna vulgaris(カルーナ・ブルガリス)だそう
で、これをどこで購入したのかと言えば、先日行った郊外にある大型園芸店で
車でたった15分くらいのところなのに、行くのは初めてだったんだ!
(ドイツの大型園芸店 入口外見)
とっても広くて、私の知っている日本の大型園芸店の軽く 3倍くらいの面積はある
店内には、熱帯魚や金魚、爬虫類、ハムスターなどの小さいペットの売り場もあって、まるでちょっとした植物園のよう
クリスマスに欠かせない Weihnachtsstern(ヴァイナハツシュテルン=クリスマスの星=ポインセチア)もたくさん出ていた
(ドイツの大型園芸店 店内①)
温室になっているところには、所狭しといろいろな低木があって、屋外にもブルーベリーなどの果物がなる木がたくさんあった
そうそう、ドイツでは今、日本の菊、サツキ、ツツジが人気なんですって
(ドイツの大型園芸店 店内②)
レストランも併設されていて、緑や花に囲まれて食事ができて人気のようで、たくさんの人で賑わっていた
今度はここでお昼ご飯を食べてみようっと
この園芸店で私は、植木鉢と、鉢底石にするために中粒の tongranulat(トングラヌラート)という軽石(色はレンガ色で赤玉土のよう)、棒状の花用肥料を買った
それから、カルーナ・ブルガリス
最近は、白、薄いピンク色、濃いピンク色、紫色、そして花穂が黄色の 5色をひとつの鉢に植えたカラフルなものが人気なんだそう
確かに、どんよりした曇り空の日が多いドイツの冬にこの賑やかな色合いは、楽しくて気持ちが明るくなる効果があるかもね
(カルーナ・ブルガリス 5色の内黄色は花ではなく花穂)
それにしても、私こんなところまで来て、やっぱり花育てる気満々になっていて、笑っちゃう
今までは、日本に帰った後誰がめんどう見るんだ? って観葉植物しか置いてなかったのだけれど
今回はちょっと長めにいるからって、ついつい
今ではもう完全に開き直っちゃってる
ま、何とかなるでしょう! いつでもとにかくやってみる! ってね
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世界最古のモノレールに乗ってみた [ヨーロッパ2016]
◇
とうとう日曜日から降り出した、雪
それもみぞれ混じりの冷たい雨と交互に
この街も、ついに冬に突入だなあ
今日の午後は久しぶりに晴れ間が見れたけれどね
ここからが長いんだよね
長い長いこの街の冬物語が始まった
さて前回の記事では「ドイツで最初のマクドナルド」が、うちの近くにあることを書いた
今回は、「ドイツで」どころか「世界で」最古のモノレールに乗った話
それは、Wuppertal(ヴッパータール)という街にあるモノレール
(世界最古のモノレール in ドイツ これは最近の車両)
ヴッパータールは、ドイツの北西部の Nordrhein-Westfalen(ノルトライン=ヴェストファーレン州)という長い名前の州にあって、同じ州にはデュッセルドルフ、ケルン、ボン、サッカーで有名なドルトムントなどがある
日本企業が多く在住日本人もドイツで一番多いデュッセルドルフから、電車で20分で行けてしまう
(ヴッパータール空中鉄道の駅 大きさ、古さ、デザインは駅によって様々)
ヴッパータールのヴッパーとは川の名前で、1800年代初頭にはすでに、この川の上方空間を利用した鉄道が検討されていたという
でも、高架鉄道を建設するのは、川幅が狭くカーブが多いため困難だろうとの見解があり、1894年ヴッパータール市は、当時工業用として短距離で実用化していた懸垂式モノレールを採用することに決定した
これが「Wuppertaler Schwebebahn(ヴッパーターラー・シュヴェーベバーン=ヴッパータール空中鉄道)」
(ヴッパータール空中鉄道の高架橋)
そして、その懸垂式モノレール「ヴッパータール空中鉄道」は、1901年に開通
それから115年たった今でも、改修工事をしつつも現役で運行されている
(世界最古のモノレール in ドイツ これは当時の車両!)
観光地によくある1日フリーパス
ここヴッパータールにも TagesTicket(ターゲスチケット=1日乗車券)があって、このモノレール、バス、Sバーン(普通の電車)が乗り降り自由
もちろん私も、それを買って乗ったよ
街を高い所から見下ろしたり、遠くの山々の景色を見渡したり、楽しかった
この1日フリーパスは 1人用から5人用まであって、
1人用が € 6.70(約 780円)
2人用が € 9.90(約1,150円)
3人用が €13.10(約1,520円)
オクトーバーフェストの観覧車とほぼ同じ値段だった~!
(ヴッパータールの鉄道線路 走っている電車と駅で停まっている電車)
大聖堂で有名なケルンからでも電車で30分
それほど大きな街ではないけれど、自然がいっぱいあって美しい風景が広がっていて、うん、なかなかいいところだった
チャンスがあったら、また行ってみたいな
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