続 世界最大の鉄道模型館「ミニチュアワンダーランド」へ行った [ヨーロッパ2017]
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さっそく前回の続き
ここ「ミニチュアワンダーランド」は、2000年から建設が始められ、2001年8月にオープン
最初は中央ドイツ、クヌッフィンゲン、オーストリアの3つのブロックしかなかったのだそう
(クヌッフィンゲンは多分「ミニチュアワンダーランド」にある架空の街のよう)
その後、ハンブルク、アメリカ、北欧、スイス、空港と順次オープンし、昨年(2016年)9月に最新のブロック、イタリアがオープン
現在これら9つのブロックがあるが、完成はまだまだ先で、最終的には13のブロックが建設予定なのだそう
鉄道と建物だけではなくて、船だって精巧でスゴイ!
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 5 北欧のブロック 船と港)
この先のブロックに行くと眩しい夏のビーチの景色もあるけれど、冬景色もとても美しかった
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 6 北欧のブロック 子どもが雪遊びしている)
もらって帰ってきたパンフレットから、現在展示されている鉄道模型のデータを拾うと
線路の長さ 15,400m
列車の数 1,040台
自動車などの乗り物数 10,000台
一番長い列車 14.51m
信号機の数 1,380か所
フィギュアの数 260,000体 ← スゴッ!
樹木の数 130,000本
そして、制作に費やされた総時間数は、なんと、760,000時間!
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 7 ハンブルクのブロック)
そう言えば、前回の記事で入場者数について「アジア方面からは、やっぱりそれ程多くないなあ」って書いちゃったけれど、ドイツ国内やヨーロッパの近隣国に比べると、であって、その他の地域の国からと比べると、日本はひと桁多いぐらい!
確か16,000人位だったような…(うろ覚え)
多分これって、ドイツからの距離を考えるととても多いのでは、って気がする
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 8 中央ドイツのブロック この人の多さ! パレードかな?)
これも中央ドイツの風景のひとコマのようだけど、バイエルン地方(南ドイツ)にしか見えない!
みんなでビールを飲んでいる様子がリアルで笑っちゃって、思わず接写
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 9 中央ドイツのブロック でもバイエルン?)
ここのジオラマの特徴が、会場内随所で見つけられるユーモアたっぷりの人間描写(時々動物描写!)なんだなー
それから、船と港も凄かったけれど、2011年5月にオープンした8番目のブロックの飛行機と空港もスゴイ!
コンピューター制御で各国各社の飛行機が空港内を移動したり、着陸したり離陸したり
ワイヤーで吊り下げられた飛行機が、滑走路から飛び立つ時はシャッターチャンスを狙って人がいっぱいに
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 10 空港のブロック 飛行機が飛び立つ瞬間!?)
もちろん飛行機だけではなく、全ての列車や自動車、他の乗り物、昼と夜の照明の切り替えも全てコンピューター制御
コントロールセンターでは現在常時50台のコンピューターが稼働しているのだそう
スイスのブロックは、まるでハイジの世界
ヒツジやヤギがたくさん
あっ、ハイジらしき赤い服を着た子と、クララらしき車椅子に乗った子もいたよ!
照明も何だか爽やかで、この辺一帯で美味しい空気が吸えそうな気がしたのは私だけ?
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 11 スイスのブロック ここにはハイジは写っていません… )
そして最新の9番目のブロックが、イタリア
バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂とコロシアムが、一挙に見渡せてお得ね~ ←(?)
因みにこのコロシアム、制作時間に4,000時間が費やされたのだとか
またもやスゴイ!
(ミニチュアワンダーランド ハンブルク 12 イタリアのブロック)
実はこの後まだ、更に「歴史のゾーン」があって、同じ場所の紀元前からの風景の遍歴、そして現代史のコーナーは世界大戦前、戦時中、戦後、現在を各々ガラスケースに入ったジオラマで再現してある
このすぐ側にフィギュアの制作室があり、作業の様子が見える
最後は大きな会場での野外ライヴの様子
ステージのモニター画面に映される映像と音響つき、という凝りよう!
女性ボーカリストでドイツ語で歌っているけど誰かな?
盛り上がって興奮している観客の様子がリアルで笑える~
お土産コーナーでは、私は、昼と夜2種類の写真が毎月付いた来年(2018年)の大きなカレンダーを、飛行機大好きの娘はルフトハンザのプラモデルを買った
ここで使用されているメルクリン社製の模型もたくさんあった
疲れ果ててしまったので、夕食はここのセルフサービスのレストランで
座席は、テーブルをはさんで向かい合わせにはなっているけれど飛行機の椅子みたいで、まるで飛行機の中で食事しているような作りになっていて面白かった
何とか全部回ったけれど、疲れた~
どうやら昼と夜が10回くらい替わるまでいたみたい
(もちろん照明の切り替えが)
でも楽しかった!
後4つ、13全部のブロックがオープンしたら、もう一度行ってみたいな
「ミニチュアワンダーランド(Miniatur Wunderland Hamburg)」
Kehrwieder 2 29457 Hamburg
交通 : Baumwall駅(地下鉄 U3)から徒歩5分
開館 : 年中無休
月・水・金 9:30~18:00
火 9:30~21:00
木 9:30~19:00
土 8:00~21:00
日・祝 8:30~20:00
(夏季は 7:30~24:00 等時間延長あり )
入場料 : おとな 13ユーロ 子ども 6.50ユーロ 学生 9ユーロ
(シニア65歳以上 11ユーロ 等各種割引料金あり)
=関連記事=
前回の記事は、こちらをどうぞご覧ください
「世界最大の鉄道模型館「ミニチュアワンダーランド」へ行った」
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