茜雲と制服の紺 [ほんのつぶやき]
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茜雲友と手をふる帰り道 並んでうかぶ制服の紺
中学生時代の友達と会った
別れ際、「じゃあまたね」「また会おうね」と手を振り合った
ちょうど茜色に染まる西の空がきれいで、刻々と夕暮れの紺色が混ざって行くのが心惜しかった
中学生の時も、こうやってよく手を振りながら別れたな
別れた後、振り返ってみると友達も振り返って、それがなんとも言えず嬉しかったな
だから何度も振り返った
明日また会えるのに
歳月は流れあの時のままでいられるはずもなく、彼女も私もそれぞれの人生を歩んで行ったのだけれど
会えばさーっとにあの頃に戻る、不思議
手を振る友達に、紺の制服を着たあの頃の姿が重なった
そして制服姿の自分も
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黄水仙の花が一輪咲いた [庭の花・木・植物]
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前日に雨が降ったせいかな
朝庭に出て黄水仙(キズイセン)に目をやると・・・
花が一輪咲いているではないの!
もう本当にビックリ!
以前の記事で書いたように、つい先日まで「芽が伸びてきた~」と喜んでいて、つぼみすらなかったのに
本当にあっという間
あっという間と言えば、ノースポールも同じ
ひと月前には「一輪咲いている〜! 」と喜んでいたのが、今ではもうこんなに咲いていて、つぼみもいっぱい
まだまだこれからもっと咲きそうだ
そして、ローズマリーにも小さな花がいっぱい
もう随分長い間咲き続けている
このローズマリーは、10年近く前に料理に使うハーブとして、ポットに入ったほんの小さな株を買って来たもの
今ではわっさわっさと大きく成長して、一年の半分ぐらい長い間花が咲くようになった
花は薄紫色で小さくてとても可愛い
冬の庭が、いつの間にか段々とにぎやかになり出してきた
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HUGO ヒューゴの不思議な発明 [映画/DVD]
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ふーーーっ、やっと観れた~~~!
観たい観たいと思っていた「HUGO ヒューゴの不思議な発明」
やっとDVDで観ることができた
原作は、ブライアン・セルズニックのファンタジー小説「ユゴーの不思議な発明」
監督は、「ディパーテッド」でアカデミー賞を受賞したマーティン・スコセッシ
2011年(日本では2012年)公開
第84回アカデミー賞で、同年最多の11部門ノミネート、その内5部門を受賞
もう出だしから、冬のパリの風景を描写するスピード感のあるカメラワークにワクワク!
アニメーション的な要素も加わり、これから始まる物語にグイッと一気に引き込まれてしまった
舞台は1930年代のパリの街と駅の構内。
その駅構内の時計台の中に、主人公の少年ヒューゴ(エイサ・バターフィールド)は住んでいた。
ヒューゴは、父の形見の「機械人形」を修理しながら、時計台の大時計のネジを巻き、駅構内のあちらこちらで食べ物を失敬するという生活をしていた。
ある日、駅構内のおもちゃ屋で人形の修理に必要な部品をくすねようとしたのを店の主人パパ・ジョルジュ(ベン・キングズレー)に見つかり、大事な手帳を取り上げられてしまう。
手帳を返してもらおうと、パパ・ジョルジュを追って彼の住むアパルトマンへ行ったヒューゴは、そこで少女イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)と出会い、機械人形の秘密を一緒に探り出すことになる。
ふたりの冒険によって次第に明らかにされて行く、パパ・ジョルジュの過去と、知られざる「映画」の歴史。
そしてパパ・ジョルジュのために、最後にヒューゴがとった行動とは・・・
といったストーリー
とにかく全編、主人公ヒューゴ役のエイサ・バターフィールドくんの透き通るようなブルーの瞳に吸い込まれそうで、物語の世界に引き込まれたままのあっという間の126分だった
以前の記事で紹介した「しあわせへのまわり道」でインド人タクシー運転手をやっていたベン・キングズレーさんが、謎の過去を持つ老人役で、その多彩な役作りに驚かされた
終盤でヒューゴがイザベルに語る、(以下数行ネタバレ注意!)
「たった一つの部品がないだけで機械が動かないように、どんなモノにもそこに存在する目的があるんだ。人間だってちゃんと目的があるんだ」
「この世界がひとつの機械だとしたら、人間はその部品のひとつひとつで、僕は世界に必要とされている。そして君も」
という言葉
なるほどなー! 教えられるなー! と思わず感激
最後の最後にイザベルの「自分の目的」が見つかったと示唆するようなシーンに感涙
自分の存在感に時々自信が持てなくなる、うちの娘に見せたい映画だった
実はこの映画は、暁烏 英(あけがらす ひで)さんが以前コメントで教えてくださって知った映画だ
最後にその時のコメントの一部を紹介したい
孤独な少年の冒険が呼び起こす奇蹟は、映画という魔術(マジック)が人々の心を動かし、いまの時代に必要な「夢見る力」を与えてくれる名画でした。
暁烏 英(あけがらす ひで)さん、改めてありがとうございました!
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